満遍なく法隆寺の謎を紹介し、その謎を解明しようとしていますので、古代史ファンにとっては楽しめる本だと思います。
ただし、深く謎を探求したいという方にはお勧めできません。その理由は、①初版が約30年前の1989年に出ている本であり、その後の歴史的発見や種々の研究結果の反映はされていないこと、②考察が浅いように感じる所があったり、事実誤認(推論間違い?)と思われるところが若干あったりするからです。
著者は「古代史上の法隆寺の謎」として、法隆寺は天智9年に焼失したのか、焼失の理由は何なのか、再建は誰が何のために行ったのか、太子一族が滅ぼされた真の理由は何なのか、など興味深い項目を掲げています。そして、歴史研究の結果、判明してきたこと、著者として考察したこと、いまだ謎の解明ができていないことなどを書いています。
聖徳太子の実質天皇説などは著者の論拠が興味深かったですが、太子一族が滅ぼされた真の理由は単なる推測で書かれているように感じました。また、謎解きではなく、日本書紀に書かれている内容を単に説明しているところがあり、それは肩透かしを食った気がして物足りなかったです。
なお、事実誤認(推論間違い?)と私が思ったのは、①刀自古郎女が亡くなったのは、山背大兄皇子一家とともに斑鳩寺で自害したのだろう、という点と、②太子の4人の妃のうちで、もっとも早く妃としたのは膳大郎女だったろう、という点です。
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法隆寺の謎: 日本史の旅 (ノン・ポシェット く 1-2) 文庫 – 1989/7/1
邦光 史郎
(著)
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書下ろし 日本史の旅 法隆寺の謎 邦光史郎 祥伝社ノン・ポシェット
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日1989/7/1
- ISBN-104396310242
- ISBN-13978-4396310240
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (1989/7/1)
- 発売日 : 1989/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 271ページ
- ISBN-10 : 4396310242
- ISBN-13 : 978-4396310240
- Amazon 売れ筋ランキング: - 626,012位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2020年11月24日に日本でレビュー済み
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2014年11月25日に日本でレビュー済み
法隆寺に関する本は、梅原猛著「隠された十字架」と武澤秀一著「法隆寺の謎を解く」を読んでいましたので、
本書を偶然見つけて迷わず購入しました。
序章では、フェロノサが夢殿を開き救世観音像を発見した話から始まり、法隆寺7つの謎に触れます。
1章では、中門、五重塔、金堂、夢殿、伏蔵、回廊の謎を語り、
2章では、創建、焼失、再建について語ります。
3章では、聖徳太子の血統と仏教伝来を語り、聖徳太子天皇説を説きます。
4章では、藤ノ木古墳の埋葬者を推測します。
5章では、当時の勢力抗争と、百済と新羅の対立を解説し、法隆寺再建の仮説を語ります。
蘇我氏に関する記述には疑念を抱きますが、
十七条憲法の解釈、聖徳太子天皇説、皇極天皇の百済王朝出身説は興味深い内容でした。
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1章では、中門、五重塔、金堂、夢殿、伏蔵、回廊の謎を語り、
2章では、創建、焼失、再建について語ります。
3章では、聖徳太子の血統と仏教伝来を語り、聖徳太子天皇説を説きます。
4章では、藤ノ木古墳の埋葬者を推測します。
5章では、当時の勢力抗争と、百済と新羅の対立を解説し、法隆寺再建の仮説を語ります。
蘇我氏に関する記述には疑念を抱きますが、
十七条憲法の解釈、聖徳太子天皇説、皇極天皇の百済王朝出身説は興味深い内容でした。